マトリックス計画

アンドレア・ロックの「脳は眠らない 夢を生みだす脳のしくみ」
を読み終わる。


夢の研究がいまあつい。


夢の機能は、いろいろあるようだ。
夢は日常で経験した記憶を整理している、とよく
聞くけど、夢は特に記憶の感情面の整理をしている
という話がおもしろくて、


激しい感情を伴う体験をすると、脳は夢の中で
記憶のデータベースからメタファーを探してきて、
激しい感情の記憶を、ポジティブな体験の記憶に
統合しようとする。
その過程に、自己セラピーの効果があるらしい。


(以下抜粋)
たいがいは、トラウマ体験が皮質の神経ネットワークによって過去の体験なり感情的に関連のある想像上の事柄と結びつけられるにつれて、悪夢はしだいに形を変えていく。数週間、または数か月の間に、トラウマの要素は夢からしだいに消えていき、心をかき乱す体験が他のポジティブな体験の記憶に統合され、それに付随していたネガティブな感情が収まって、夢の内容はノーマルなものに戻っていく。



また、明晰夢という種類の夢があって、
夢をみているときは、普通「私はいま夢をみている」
という自覚はないけれど、なんらかのきっかけで
「これは夢だ」ということに気がつくと、
その夢は明晰夢になる。
明晰夢の中では、五感がはっきり知覚できて、
思いのままにバーチャルな世界をコントロールする
ことができるという。


明晰夢をみるノウハウがいろいろ書かれているのが
おもしろくて、コツが3つ。


1. 普段よりも、1-2時間早く起きて、30分から1時間起きていて、
二度寝をすると、明晰夢を見る確率が15倍から20倍高まる。


2. 明晰夢を見るには夢のなかで「これは夢なんだ」という
ことに気がつくことが重要で、その訓練として、1日に少なくとも、
5-6回、「これは夢か現実か」と自分に問いかける。すると、
夢の中でも自問する習慣がつく。この「リアリティ・テスト」と
寝る前に夢を見ている自分をイメージして、
「夢を見ているときも意識を保つぞ」と自分に暗示をかけることで、
明晰夢を見る回数が1.5倍上がる。


3. 明晰夢は、意識が半ば覚醒している状態で夢を見続けている
状態で非常に不安定。夢が消えそうになったら、夢の中で
コマのようにくるくる回ると、夢の世界に引き戻される効果があって、
夢が続く確率が約22倍上がる。



本当なのか!!
そして、何のために明晰夢を見るのか?


(以下抜粋)
何のためにわざわざこうしたテクニックを習得してまで明晰夢を見るのかと聞かれたら、ラバージは即座にこう答える。とにかく新鮮な体験だし、面白いのだ。「自分がつくりだした世界に遊べたらどうだろう。明晰夢を見るとはまさにそういう体験だ。多くの人が高揚感を味わい、とても感動する」また恐怖心を克服したり、現実の問題に対する新しい戦略を試してみたりするために、明晰夢を活用することもできる。


明晰夢が見たい!!と強く思ふ。
というわけで明晰夢を夢みて、
マトリックス計画」をスタートさせることを決意。。