旅の記録:長野

9月9日
キャンプをしにレンタカーで長野県へ。


長野市にある善光寺には、
真っ暗闇の廊下を歩いていき途中で「極楽の錠前」を触る
というアトラクションがあった。
似たようなものが京都の清水寺にもあった気がする。
この手のアトラクションの建造が
お寺の間で流行っているのだろうか。
どうでもいいけど「快楽の錠前」でぐぐったら一件もヒットしなかった。


キャンプ場で
ほしの発案のイタリア料理・アフリカ料理・トルコ料理
http://eco.goo.ne.jp/nature/outdoor/woc/
の料理バトルをするために
長野市内で買い出し。
100円ショップで料理器具がほとんど
そろってしまうことに感動。
イカ墨がない!とかクスクスはどこだ?とか
レシピの材料を揃えるのがとても楽しかった。


キャンプ場の青木湖に向かうために山道をドライブ。
レンタカーはiPodをつなげることができるようになっていて
対向車がまったくこないような深い森の山道のドライブに
おんぞうチョイスのビョークが驚くほどマッチしていた。
ビョークは出身のアイスランドの深い森から
創作のインスピレーションを受けたのだろうか。


日がどっぷり暮れた頃、青木湖に到着。
料理バトル開始。
くじで決めたおれ・ほしの・おんぞう・たかがわ班は
イタ飯でイカ墨のリゾット、野菜とシーフードのホイル焼、
パイナップルとチーズの一口ピザをつくった。
といってもおんぞうとたかがわが
ほとんど全部つくってくれたのだけれど
他班のトルコ料理とアフリカ料理も無事完成し
大急ぎでつくったわりには食べられるものができたことに感動。


9月10日
翌日の朝、青木湖をみる。
まるでミステリーものの殺人事件の
舞台になりそうな青く澄みきった静かな湖で
晴れると湖面にはまるで鏡みたいに風景や空が映り込んでいた。

桟橋の先端に立ってもらって湖をみながら振り返って
「そう、わたしが犯人だ」
と言う映像をビデオカメラで撮ろうと試みる。
犯人プレイは案外むずかしい。


ボスの発案で丸山健二さんのお宅へ伺う。
丸山さんは有名な作家で、長野に住んでいる。
車三台で引率の丸山さんの車を追うのだけれど
最後尾を運転していたおれはちぎられて道に迷った。
丸山さんはミニマム80キロが基本らしく、
40キロ道路を80キロでがんがん飛ばしていた。
こっちの地域の人々はなんで峠バトルモードがデフォルトなんだ?


おそばやさんで天ぷらそばをご馳走になったあと、
丸山さんの家に伺い、庭を見せていただく。
秋なので花は全然咲いてなかったのだけれど
庭に咲いた花を撮った写真を見せてもらう。
セミの羽化の一連の各プロセスが
夏のある一日のある晩にしか起こらない一瞬のイベントであるように
花も満開になって咲いているのは一日ぐらいしかなく
しかも太陽の光は一日のなかで時々刻々と変化しているので、
ある花の生命力が一番溢れている瞬間を写真に撮ろうとすると
シャッターチャンスは一年のなかのある一日のある一瞬しかないという。
その一瞬を捉えた写真を2百枚ぐらい見た。
見たことのない花ばかりで、
それら花たちが一瞬みせる生命力の発露みたいなのが
写真に焼き付けられていて、すごかった。
こんど花の本を出すらしい。


おはなしも面白かった。
文学は19世紀がピークなのだという。。
どんな作品があるのか聞いておけばよかった!
その他、びっくりヒーリングばなしなどなど。
丸山さんは人生をロックしていた。
人生についていろいろ考えさせられた。
新刊の「生きるなんて」を学生全員にくれた。


一日はやく帰宅するボス・おんぞう・としまさんと別れたあと
BBQの買い出し、白馬の温泉にはいって、
キャンプ場でカレーライス+BBQをした。


9月11日
白馬のスキー場のゴンドラにのって
栂池高原へいった。
自然植物園はハイキングと山登りが
同時に楽しめておもしろい場所だった。



そのあと、熊が出没する山奥の秘湯へゆく。
どうでもいいけど一句。
熊出没の秘湯に入った9.11


帰路。帰りの高速道路。
夜道、大雨、霧で道路が全然見えない中
時速100キロで走行。
まじで死ぬかと思った。
生物としての反射神経をもっと
鍛えないといけないのではないだろうかと思ふ。


研究室のみなさま、お疲れさまでした。
楽しい旅でした。