展望台

新島三日目は山登りにいく。
真夏の太陽にさらされながら10キロぐらい歩く。
山に登って現れた島の全貌。

いつもグーグルmapの地図を見ているせいか、
この高さの俯瞰というのはとても不思議な感じで
street viewの次にこの高さで地図を作れたら
飛行機にのった気分で一日中眺めていられるような
アプリができる気がした。


素晴らしかったのが2時間歩いた末にたどり着いた
抗火石採掘場の先にあった石山展望台で
こんな感じに坂を登っていくと、、

山頂にもあったモヤイ像

そして断崖絶壁から現れる地内島と式根島

これが地内島。

風景のために旅行にいくということがあるとしたら
この地内島の風景はそれに値すると思うぐらいなにか
想像力をかき立てる眺めで、
ファンタジーの世界のなかにいるような感じがした。
昔よくやったFinal Fantasyの飛空艇から見える風景に
似ていると思った。ドラクエならあの島の上にほこらが
あって島に降り立ちたい気分というかそんな感覚がわく。
F先生はセカンドライフでもあんな感じで島をつくれるんだよーと
おしゃっておられた。
きっとこの俯瞰のレベルって地上をはっている日常では
アクセスする機会がなく、またグーグルマップの航空写真では
立体感がないためイメージ喚起力が弱くて、
山に登るぐらいでしか見ることができないんだけれど、
ゲームでは世界をコントロールしたり把握したりするのに
丁度地上数百メートルからの俯瞰がたぶん認知的に
一番ちょうどいい視点として昔から利用されていて、
それを現実世界で再発見してしまったというか
きっとそんな感じなのだと思う。

新島

研究室旅行で新島にやってきた。

新島の道路の脇にはモヤイという石の彫刻が立っていて、
大部分は顔の像なのだけれど、なにか不気味さを含む形をしていて、
それが道々に立っている様子は
かなりはずしている、、と内心ばかにしていたらば、
モヤイ像を彫りに行くよ!というハセガワさんにみんなついていき、
モヤイ像を彫る経験をした。
抗火石という石は新島でしかとれない石らしく
カッターで削ることができる。
おじいさんの先生がいらして彫り方を教えてくれる。
下書きの段階でなにも思い浮かばず、
適当に下書きを書いて彫り進めた結果
できた作品がしたの写真。

左:kskさん作 中:オレ作 右:タケナカさん作

うーむ。はじめは馬鹿にしていたけれど、
自分で彫ってみたあと改めて道端の像を見たら、
その味わいを感じられるようになっていた。。


ビーチはきれい。魚はあまり見つけられなかった。


サイクリングをしました。10台のママチャリが島を走る走る。

行き止まりの道の先で見つけたプライベートビーチ(みたいな海岸)。

学位

学位をゲットしました。
うちの大学は年に4回学位授与式があって
半端な時期なので自分ひとりぐらいしか
いないんじゃないかと心配してたけど、
出席者は30人ぐらい。
課程博士:論文博士が3:2ぐらい。
日本人:外国人が5:1ぐらい。
男:女が29:1ぐらい。


家ではメイたちがあばれてました。
動物が大好きらしく、BSでやっていたBBCの恐竜の番組を
一緒にみました。喰われるシーンが妙に生々しい
映像のオンパーレードだけれど平気のようす。
CGを理解しているのかどうかききわすれた。

アハ年賀

あけましておめでとうございます。


これ、なんだかわかりますかね?









じつはこれ、つくったアハピクチャーがあまりに簡単なため
難しくするために90度傾けてあって、
ただしい角度にしたのがこれ。





flickrでcowで検索すると牛の写真がたくさん手に入る。
そして、このサイトでアハピクチャーをつくることができる。
http://www.sony.jp/ahap/


20枚ぐらいつくったなかで
一番それっぽかったやつをチョイス。
簡単だけども、牛の白黒の模様が黒いドットのなかに溶け込んでいて
妙に味わいがあるような。


解答はこれです。
http://www.flickr.com/photos/george-50/2605516545/

年の瀬

自己表現欲が温暖化した北極の氷河なみに減退してしまった2008。
今年はブログが全然書けなかった。
あっという間だったけど、おおくの気づきはあった。
が、書くにあたわず。
ブログを書こうとすると、満足したなにかを書こうとすると
1-2時間は費やしてしまうので
その時間があったら、ネットサーフィンしていたほうが楽しいみたいな
そういう易きに流れるマインドでいいのかと反省しかり。
羅針盤がぐるぐるまわる漂流状態の気分から
いまはとりあえずこの方向でやってみようという道が見つかる。
実際にはどうなるかはわからないけれども
問題が設定されただけでも大きな前進であろう。
サイコロをふるたびに一回休みがでる人生ゲームを
プレイしているような状況のなかで
おおくのひとにおわせになっていて、
感謝の意をあらわす暇もなく時間は流れてしまっていて
来年こそは自分のなかに蓄積されたものを還元できたら、と思う。


神津島

久しぶりの日記。


先週、研究室の合宿で、JTBオンゾーに導かれるようにして神津島へ。
行くときに乗ったボーイング製のジェットフェリーは
水中翼をもっていて海上を滑るように走る光景はかなり衝撃的。
神津島は東京都なのに、沖縄のような南国の島の
雰囲気をもっていて驚く。
沖縄の渡嘉敷島のときもそうだったのだけど、
個人的には、宿を出たすぐのところ道から
海がのぞいている風景があれば
もうそれだけで幸せ・・と思う。こんな感じで。。



以下ベストショットを列挙。


ビールを飲みながら長浜からのサンセット。
太陽の光が波の上でゆらゆら揺れいて、
モネがキャンパスに写し取りたいと思ったのは
こういう光だったのではないかと思ってパシっと撮影。


苦行のようにして登った天上山から見下ろした神津島港。
頂上は霧が立ちこめていてまるで黄泉の国みたいだった。
降りるとき港がまるで山頂のように見えてパシっと撮影。


長浜の目の前にある阿波命神社。海に面した道から歩いていく。
神社は周囲が山で囲まれていて、
静寂に包まれた境内がとても印象的。


旅というものの目的が日常とは異なる空間と時間の
流れを経験することであるならば
神津島はまさにそういう時間の流れているところで、
そういう感覚の変性が引き起こされることが
とても不思議で面白いことだと思った。

伊豆

リ研のF研の研究室旅行で伊豆へ。ただいま2日目の夜の飲み会。F、N、S、Tさんが麻雀で無言の心理戦をくりひろげているとなりで暇なのでわれここに日記を記す。
弓ヶ浜(たしかそんな名前の海岸)で昨日の半日と今日の丸1日を海岸で過ごした。肌は丸焼けで、日焼け止めを塗り忘れた鼻先が真っ赤になった。弓ヶ浜の海は水質がめちゃくちゃ汚くて視界がゼロで海藻が足にまとわりついているような海なんだけど、波が大きいのですよ!それでボディボードで波に乗る快感を覚えた。遠浅の海で足がぎりぎりつくぐらいのところで大波を待ちかまえる。大波は進行方向前方の水を吸い上げながら進むのか、気持ち前方の水面が押し下げられているように見えて迫力がある。波頭が崩れかけるときに背後に波頭を背負うようにして波に乗るのがコツである。波に飲み込まれるところをボードの浮力で持ちこたえ波頭に乗り続けているとスーッと砂浜まで゙滑空゙していくことができる。その滑空感がイイ!!(゚∀゚)!!その大いなる力に逆らわずに身をまかせる感覚がたまらなく面白くて、かなりハマる。時代の流れに乗るって表現があるけど、なんかそういう流れって個人の力ではどうすることもできなくて、でもその流れに乗ったら自分が予想もできないような場所まで連れて行ってくれるようなそんなメタファーが立ち上がった。